2015年 代表あいさつ
昨年は良くも悪くも『初体験』が多い年でした。どれも私から望んだものはありませんが、この体験や体感がとても必要なことに思えております。特に家族親族の入院や死を通し、家族のあり方、医療現場の実態や薬の怖さ等々、私ごとなのですが、同時にこれから日本が抱えていく課題を目のあたりにしました。
『ワークライフバランス』の実現は、ライフ(生活)の安定が不可欠です。ライフ(生活)がぐらぐらしていると、その上にのるワーク(仕事)に集中できない、また、ワーク(仕事)ができません。ライフ(生活)の土台を作るのは国(政府)ですが、医療が進歩し長寿社会を築き上げ、結果、社会保障費が膨れ上がり崩壊寸前です。国(政府)はその対策のひとつとして“在宅療養・在宅で看取る”をめざしています。今後、ライフ(生活)が大きく変わることが予想されます。
いくつかの企業で40歳以上の社員を対象に介護に関するアンケートを実施しました。〝主または従で介護をしている″方が約2割いらっしゃいます。〝いない″のではなく〝言えない″のです。この事実を重く感じ、管理職や40歳以上の方を対象に、介護準備講座の講師をしています。
国(政府)の変化は既に始まっています。会社も過去の延長線上に未来を描けなくなっています。
2025年(団塊の世代が75歳)の未来予想図を10年前の今年に描きませんか。
私達Beeパートナーズも同様です。50年後を予想するのは難しいですが、10年先の日本や顧問先企業、そして私達自身を想像し、捨てるものと残すものを明快にする1年とし、その支援に集中します。
2027年、「21世紀の夢の超特急」と言われるリニアが品川・名古屋間を40分で走ると聞きます。テクノロジーの発展とグローバル化の影響は更に多くの変化をもたらすことと思います。しかし、変わらないもの、なくならないものは、人と人の関係です。会社は人が集まって成り立っています。
これからも人事労務という枠を超えて、やりがいと情熱の発揮できる場づくりを目指してまいります。
皆さまと共に2015年も歩かせてください。
プロフィール
特定社会保険労務士
ワークライフバランスコンサルタント
吉岡 規子 (よしおか のりこ)

愛知県社会保険労務士会 特定社会保険労務士
(登録番号:23010056号)
人事コンサルティング養成講座修了
(日本マンパワー認定)
ワークライフバランスコンサルタント
(株式会社ワーク・ライフバランス加盟)
出版社と書店を結ぶ出版流通の最大手 株式会社トーハン 本社に入社
全社(本社、支店等)対象にパソコン業務拡散のための社員教育を延べ2,000名に行う
家族の転勤にて名古屋に NHK名古屋放送局、公認会計士事務所、
社会保険労務士(社労士)事務所での勤務を経て
2001年7月 社会保険労務士(社労士)登録
2002年1月 尾張旭市にて吉岡規子社会保険労務士事務所を開業
2006年5月 Beeパートナーズ社労士事務所に改名
2013年2月 名古屋市中区伊勢山に事務所を移転